2014-01-01から1年間の記事一覧

原発を考える

原発のない社会を目指す 京都で反原発の勉強会があったので足を運んだ。紅葉の季節は終わりかけていたとはいえ、京都駅周辺は人でごった返していた。軽食を取ろうにもどの店も順番待ちの客が列を作っていて、手早く済ませるのに動き回らなければならかった。…

トルコ紀行⑧終

グッバイ・トルコ カッパドキア2日目の夜は、ホテルから出かけ、洞窟レストランでダンスショーを見ながらの夕食をとった。舞台を取り囲むようにして50人ほどの観客が食事を始めると、最初はトルコの伝統的なダンス。男性ダンサーばかりのグループ、女性ダ…

トルコ紀行⑦

妖精の煙突「カッパドキア」 トルコが世界中の人々を惹きつける大きな理由の一つがカッパドキアの奇岩群だ。「妖精の煙突」と言われるそうだが、奇岩は火山の溶岩が冷えて固まり、まわりが雨水によって浸食されて形成されたと考えられている。その奇妙さは写…

トルコ紀行⑥

パムッカレから一路カッパドキアへ 早朝にパムッカレのホテルを出発、この日はひたすらカッパドキアに向かう。午前と午後の走行距離を合わせると約640キロ、時間にして約8時間半の長丁場だ。日本でいえば一般国道のような道だが、多くの場所で片側2車線…

トルコ紀行5

自然の造形美――パムッカレの石灰棚 ロードス島への行き帰りの前後2日間は連泊。ホテルの隣にスーパーがあったので覗いてみた。日用雑貨が並んでいる。「義理のお土産にはスーパーを利用するのが一番」と旅慣れた人は言うが、たいした義理もないので気乗りが…

トルコ紀行④

エーゲ海のはしっこロードス島、ギリシャの香り トルコ紀行のタイトルからちょっとだけ逸脱するのが、ロードス島への日帰り旅行だ。旅のパンフレットにも「中世都市ロードス島と……」と強調され、トルコだけを巡るルートとは差別化を図っているように見える。…

トルコ紀行③

灼熱のエフェソス 聖母マリアが使徒ヨハネとともに余生を送ったと伝えられる古代都市エフェソスは、トルコ第3の都市イズミールの南側に位置している。もともとは古代ギリシャ人の町だったが、紀元2世紀ごろにローマの支配下に入り、地中海交易の中心地とし…

トルコ紀行2--トロイ

トロイ遺跡はちょっと期待外れかな トルコ2日目の朝、少し早目にホテルを出発して前日パスしたグランドバザールに立ち寄った。いくつか門があるが、そのうちの正門(と思われる)の開門を待って、中に入った。正面にまっすぐメインストリートが通っていて、…

トルコ紀行1 ――遺跡と世界遺産を巡る

駆け足でイスタンブール これまで、何回か一緒に旅をした人たちから「トルコはいいよ」という話を聞いた。それならと思案しているところへ、おあつらえむきというか、手ごろな値段のツアーが目に付いた。トルコに直行しないで、ドーハで乗り継いでイスタンブ…

滋賀県知事選から見えるもの

滋賀県知事選挙は転換点? しばらくブログを休んでいるうちに世の中の動きはいささか急だった。とりわけ重要なのは安倍内閣が憲法解釈を変更して集団的自衛権容認を閣議決定したことだ。わが国を取り巻く国際情勢の変化によって従来の個別的自衛権の範囲内で…

「STAP細胞問題」を考えるーー判断と選択について

「STAP細胞」問題を考える――判断と選択について STAP細胞の問題が明るみになってそれほど時間は経っていないが、小保方晴子さんの旗色はますます悪くなってきた。STAP細胞は果たして存在するのか、それとも見えたと思ったものが実は幻想だったのか、どうやら…

小保方さん、頑張れ

頑張れ、小保方晴子さん 「やせガエル、負けるな……」と、エールを送りたい気分だ。新しい万能細胞「STAP」を作製したと発表した小保方晴子さんへ、である。1年少し前、iPS細胞の作製をめぐって疑惑騒ぎがあった再生医学の分野だけに、彼女へのバッシングは…

選挙結果から民意を思う

◎選挙結果について 東京都知事選挙は大方の予想通り、与党の支援する舛添候補の圧勝に終わった。投票した有権者の多くが現状の変更を望まなかったからだろう。円安と株高が好感を持って迎えられていることでもある。日銀の景気判断でも示されている「上向き…