2015-01-01から1年間の記事一覧

ノーベル賞と京都行

ノーベル賞週間と秋の京都行 今年のノーベル賞週間が始まり、月曜日、火曜日と2日続きで日本人の受賞者が発表された。月曜日は生理学・医学賞の大村智氏、火曜日は物理学賞の梶田隆章氏。大村氏は、寄生虫病による失明を防ぐのに役立つ薬の開発に貢献したこ…

川島なお美闘病考の追記

川島なお美闘病考の追加 前回のブログで書き忘れたことがあった。それは、彼女の死の前日に吐血があったこと、それと、死の当日、アンモニアが脳に回ってぼおっとしていたという記述があったことだ。吐血はおそらく、食道静脈瘤が破れたことによる出血と思わ…

川島なお美の闘病考

川島なお美の闘病について 女優、川島なお美が、発病から約2年間の闘病生活ののち亡くなった。私は彼女のファンではないので、特別な思いがあるわけではないが、病名の「肝内胆管がん」というのが少し気になった。がんができた場所が胆汁の入り口とすれば、…

長谷寺、室生寺へ行ってきました

長谷寺、室生寺行 秋の行楽日和に大和路にでも出かけられたらなと考えていたら、シルバーウィークのただ中、学生時代からの古い友人が、関西に行くついでに一緒に長谷寺に行かないかとメールで誘ってきた。 彼との付き合いも随分と長い。なにしろ18歳のと…

秋の初めに

秋の初めに 特別に暑かった夏が終わり、周りにも秋の訪れを告げる草花が姿を見せ始めました。まずは、田んぼの畔に咲いていた彼岸花(写真㊧)。曼珠沙華とも呼ばれるこの花の根っこは、ご存知の通り救荒用の食料にもなるものです。でんぷん質だそうですが、…

病床で考えた戦後70年

若者よ、声をあげよう 10日間の入院の後、病状がひとまず落ち着いて、家に帰ると、プランターに植えたピーマンが実をつけ(左下)、庭の百日紅が赤い花を咲かせていた(右下)。そう言えば、はるか昔の高校時代、夏の補講でも、中庭に咲いていたな。教師が…

まだまだ元気いっぱいの気分

第3クールを終えて 今日、抗がん剤服用4クールのうち第3クールが終了した。2週間後から始まる最終クールを無事乗り切らなければと思う。 台風11号の影響による大雨の中、病院に到着。採血の後、診察室の前で検査結果が出るまで、1時間余り持参した本…

折り返しに来たぞ

第3クールに入りました 3週間の休薬期間を経て、とうとう第3クールが始まった。4クールで終了することから、ちょうど折り返しに来たと言うべきか。今回は腹部超音波エコー検査と、血液検査の結果を判断して薬の変更をすることになっていたが、エコーでは、…

抗がん剤との付き合い

抗がん剤服用の経過 抗がん剤の服用が始まって、中間に2週間の休薬期間を挟んで4週間服用、4週間服用の2クールが経過した。計4クールで終了する予定なので、ちょうど半分をクリアしたことになる。このあと担当医が学会出張する都合で、3週間の休みをと…

気になるニュース

気になるニュース ここ1か月ばかりの間に気になったニュースの一つは沖縄・普天間基地の辺野古移転をめぐる沖縄県と安倍政権との駆け引きだった。官房長官と沖縄県知事との会談に続いて、首相と知事との会談がもたれた。「辺野古への移転が唯一の解決策」の…

化学療法1クール終了

退院して7週間が過ぎた。化学療法は最初の1クール4週間を終えたところだ。このあと、2週間の休薬期間を経て2クール目が始まる。この4週間服薬、2週間休薬を4回続ける予定だ。下痢、白血球減少による感染症のリスク、出血のしやすさ、皮膚への色素沈…

復活しました

6週間の入院生活の末、きょう退院。病気の治療が苦痛を和らげるものだけでなく、苦痛に挑まなければならない場合があることを知らされ、そのことだけでも貴重な体験だった。手術室に入ったとき、麻酔医に「生きて目覚めさせてよ」と頼んだところ、「約束し…

年末年始のできごと

2015年の年頭に この年末年始、自分の内外どちらにもさまざまな出来事があった。 外側ではまず、総選挙。予測されたように与党の圧勝に終わった。投票率は5割を少し上回った程度なのは、自分の投票で何か変化が起こることはないと冷めた目をした若者が…