2018-03-01から1ヶ月間の記事一覧

チェンマイ再訪⑩ 完

暁の寺『ワット・アルン』は光の中で輝いていた 私は今回の旅行に1冊の本を持参していた。家の本棚にあった三島由紀夫の文庫本『暁の寺』である。4部作の3作目で、三島の割腹自殺の1年ほど前に書かれた。読んでからだいぶ時間もたってしまったから、内容…

チェンマイ再訪⑨

圧巻 3本の仏塔 トゥクトゥクが次に停まったのはアユタヤ中心部の観光スポットが集中している場所。車を降りると、正面にお堂があった。外側に反った大屋根と白壁が調和し、これまで見てきた寺院とは少し違う雰囲気だ。ウィハーン・プラ・モンコーン・ボピ…

チェンマイ再訪⑧

トゥクトゥクで日本人町へ 私をアユタヤ行きに突き動かしたのは山田長政だった。少年時代に漫画で読んだことがあるのだ。多くの小説の題材になっているので、詳しくはそちらにまかすとして、いっかいの下級武士から海を渡ってアユタヤ王朝の重臣にまで昇りつ…

チェンマイ再訪⑦

古都アユタヤへの鉄道旅 ホテルから鉄道駅までのタクシーはメーター制だったので、おつりをチップにして100バーツ(約350円)。帰りのタクシーは値段交渉だったので150バーツと、やや値段に開きがあった。 駅のチケット売り場でアユタヤ2人という…

チェンマイ再訪⑥

バンコクに足を伸ばす グループのリーダーTさんは、チェンマイとその周辺でみんなに楽しんでもらおうと考えていた。私たち後発の4人を除いて、先発のメンバーは、やや奥地のチェンライに滞在し、ゴルフをしたり、タイ、ミャンマー、ラオス3か国の国境地帯…

チェンマイ再訪⑤

市内で見つけたもの チェンマイ4日目の朝、朝食を食べた後激しい下痢に襲われた。トイレを出た後、また便意が……。グループのみんなは、ハチミツを製造販売している店や、身の回りの小物に絵を描いてくれる工房に出かけるという。私は、無理と思われたのでホ…

チェンマイ再訪④

金色の寺院は山の上にあった タイ人と仏教は特別なつながりがあるようで、90%以上の国民が仏教徒だという。もちろん、日本に伝えられた大乗仏教とは違う教えなのだが、お寺に参拝し、仏像に手を合わせるのは共通しているので全くの別物でもなさそう。そん…

チェンマイ再訪③

山の民・首長族も観光資源? 朝、ゴルフ組をガイド兼運転手のLさんの車で送った後、奥地の山間部に入って行った。途中、ヘビやトラなどの見世物小屋が並んでいるが、私たちは一目散に山岳民族の集落へ。カレン族の村で、目玉は首長族。首長族もカレン族と同…

チェンマイ再訪②

観光地巡りはお互いさま? チェンマイは、バンコクに次ぐ国内第二の都市なのだが、タイシルクのような小規模な産業はあるものの、多数の住民を養っていくには観光に力を入れ、外から持ち込んだお金を落としてもらうよりほかないように思える。確かに、街を歩…

チェンマイ再訪・人気の訳①

香港からチェンマイへ 少し暇ができて、日本を離れてゆっくりしたいとき、多くの人はハワイ行きを選ぶだろう。手近なグアムや台湾も人気だ。ちょっとマニアックだが、タイのチェンマイも静かなブームのようだ。今回私たちを誘ってくれたTさんも、チェンマイ…