チェンマイ再々訪⑧

ショッピングと焼き鳥



 チェンライからチェンまでの道路わきで果物を売る屋台が目についた。パイナップルだけを棚に並べている“店”が数百メートルおきに連なっているところもあった。車を停めて寄ってみると、手際よくカットしてくれる。大変みずみずしかった。ミカンを売っているところもある。この地方のミカンは、皮が薄くて甘いのが特徴だ。日本産に比べて見てくれは悪いが、お勧めだ。ただし、生の果物は持ち帰りできないので、現地で味わう外ない。


 ハチミツも特産品のようだ。道路わきでも、果物の横にハチミツの瓶を並べているところもあった。ラベルがない。空瓶を利用したのだろう。値段は安いのだが、案内役のLさんによると、100パーセントの純度があるかは保証出来ないという。イメージ 1
 そんなこともあって、日曜日、ゴルフ組もプレーを休んで、一緒にショッピングに出かけた。まず、ハチミツ専門店()。チェンマイの郊外にある。試食して買うことができる。私の妻は、主に自家消費用に、少しお土産に、野生の花の蜜からとったものと、ロイヤルゼリーを求めた。1000バーツを超えていなかったので、カードが使えず、現金払いだった。
 

 次に寄ったのは、この1年の間に開店したデパート()。地下の食品売り場をイメージ 2覗くと、商品は豊富だ。日清のカップラーメンもあった。1階には日本食の飲食店も何軒か出ており、日本のデパートとそん色ない雰囲気だ。この街でも、このような店が受け入れられる環境が整ってきているのだと感心した。
 

 お土産で当たり障りのないのが乾燥マンゴーだろう。昼間のマーケットやナイトバザールでおなじみだ。私たちはLさんのお勧めの店で買ったが、交イメージ 3渉次第では相当なディスカウントをしてくれる。それほど競争が厳しいのだ。乾燥マンゴーは、残っているバーツを少なくしようと、チェンマイ空港の売店でも求めた(㊨は乾燥マンゴーを買ったマーケット)。
 
 
 ショッピングのあとの昼食に焼き鳥屋へ行くことになった。昨年、私が体調を崩し、一人ホテルで休んでいた日に、みんが食べてきた店だ。口々に『おいしかった』と言って、私を残念がらせたものだ。『今年はぜひ行きたい』という、私のたっての希望が採用されたわけだ。 
 路地を入って行くと、店からもうもうと煙が上がっている。室内ではなくイメージ 4て、道路のすぐわきで焼いているのだ。テーブルが置かれているのも壁や仕切りのないところで、屋台のようなもの。鶏らしいが、切り分けて出している。私たちがとったのは手羽と、ライスにスープ。癖がなく食べやすかった()。
 日本人の好みに合うようで、観光客がよく訪れるという。私たちが店に入った時にも、大阪から来た4人組が食べているところだった。ゴルフが目的だと話していた。(続く